Blog

アジアのIoT情報などを掲載

農業のIoT化 – ベトナム –

いわゆる第4次産業革命で技術革新が進んだことにより、農業も含め全ての産業に大きな影響が出始めています。 例えばベトナムの農家では、今までの市場を失わないために、伝統的な農業からIoTの技術を駆使したスマート農業に変化する事が求められています。 ベトナムの経済産業省の副議長であるHoàng Quang Phòngも、IoTデバイスを農業に適用するハイテク農業の重要性を強調しています。 実際、ベトナムでは2017年3月にIOCV(IoT Open Community of Viet Nam)という組織を結成しました。IOCVは21の情報や技術の会社が含まれていて、IoTを使って農業の生産問題を解決する事を目標にしています。 一例として、Wala company は Delcoスマートファームを運用しており、作物の監視、育種、育成を自動で行っています。昔はこれらのの作業をするのに20~30人作業者が必要だったのに対し、IoT機器を併用する事で5人まで人を減らせたそうです。 別の会社では、現在メロンと鶏を育てるのにIoT技術を用い、製品の質を確認するためにセンサーして安定した品質を担保しています。 現在ベトナムではIT企業に対して国内企業の支援だけに限らず、外資系企業に対しても税制面での優遇措置を取り積極的な技術導入を促しています。 ベトナムが農業大国ということと農業とIoT技術の親和性が高い事から、ベトナムのIoT技術の導入に対する熱意は非常に高く、国としてスマート農業に注力しています。 そこからは、将来的に農業用ITプラットフォームを丸ごと海外に輸出しようという目論見が垣間見えます。今後の動きに注目です。

IoT向けに920MHz帯の無線通信利用を承認 – タイ –

2017年7月に920MHz帯の無線通信を免許不要で利用可能にする方針を固めていたタイですが、8月31日の公聴会プロセスを経て、11月8日のNBTC(国家放送通信委員会)理事会にて正式に承認されることになりました。 従来(2006年)より920~925MHzの帯域はRFID用に割り当てられていましたが、今後は(音声通話を除く)無線通信用に無免許で利用することが出来ます。 なお、通信機器の承認基準はRFID用途とそれ以外にて別な基準となります。また、IoTネットワークオペレーター事業を行う場合は、NBTCから事業者ラインセンスを受ける必要があります。 この決定により、世界的に加速している LoRa, Sigfox をはじめ、Wi-SUN や 独自プロトコルなど、様々なLPWAの導入がタイでも進み、製造業の生産性向上、公共インフラの保守、そしてスマート農業といった分野で活用される事でしょう。 参考記事: https://www.bangkokpost.com/tech/local-news/1352235/nbtc-approval-for-use-of-iot-spectrum-imminent

タイ国内で利用可能なIoTゲートウェイ Armadillo-IoT G3 の販売を開始

Activio では、タイで利用可能なIoTゲートウェイ「Armadillo-IoT G3」(NBTC classB認証を取得済み) の取り扱いを開始しました。 Armadillo-IoTは、産業用途向けの信頼性の高いIoTゲートウェイで、3G通信機能はもとより WiFi、Bluetoothを標準搭載しているので、様々なセンサーからデータを集めてクラウドサーバに送信することが出来ます。 また、アドオンモジュールを追加することで、今後タイで利用が可能になる920MHz帯の無線を使ったセンサーも利用できます。 さらに、エッジコンピューティングに不可欠な高機能なCPUと大容量のRAM/ROMを搭載しているため、ゲートウェイ側にて画像分析・データ分析を行う事ができ、リアルタイムな制御やデータ通信量の圧縮も可能です。 詳細は、IoTデバイスのページを参照して下さい。

JapanExpo2017の人流計測・動線解析をFlowLineTrackerで実施

2017年9月1日からバンコクで開催される Japan Expo In Thailand の人流計測・動線解析に FlowLineTracker が利用されます。 3日間で10万名が訪れる展示会で、エリア別の混雑状況をリアルタイムに表示し、また、平均滞在時間・リピート率・エリア間の移動傾向を分析してレポートします。 プレス発表も合わせてご覧ください。 プレスリリース

スマートファクトリーセミナー 「IoT導入の基礎知識と押さえるべきポイント」を開催

Activio は、2017年9月8日(金) バンコクにてスマートファクトリーセミナーを開催します。 世界中でスマートファクトリーへの取り組みが着実に進んでいく中、その流れは確実にタイにも来ています。しかし、タイにはIoTの基礎知識を持ったエンジニアが少なく、取り組みに困っているのが大半ではないでしょうか。 本セミナーでは、IoTの概要からその技術要素、そして実際の事例まで、IoTの基礎知識を幅広く講演いたします。 講師陣はIoTの構成に欠かせない各技術のスペシャリスト達が務めますので、是非ご参加ください。 スマートファクトリーセミナーの詳細 http://www.activio.asia/smart_factory_iot_seminar/